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■ HG ガンダムナドレ製作中。作りかけのキットが増え、放置しかけのものも出てきていますが、気長に作っていくことにします。さて、このガンダムナドレ、キットとして低価格でまとまりも良いのですが、プレイバリューの低さは否めません。せめてGNキャノンを標準で付属して欲しかったと思います。注目のコード類(髪の毛)は軟質素材でいい感じに表現されています。ただ、なびいた様子を表現するにはキット説明書のように腕に引っ掛けるなどする必要が出てきます。そこで製作方針としては、髪に動きを付けて各種ポージングが様になるようにして行きたいと思います。
5/5現在、工作としては75%程度終了といったところ。前腕合わせ目消し、右大腿部後ハメ加工、後頭部コード(なびいた状態のもの)成形、後頭部コード(全体に広がった状態のもの)新規製作くらいを残して、その他合わせ目消し、ペーパー掛け、ディティール彫り直しは済んでいます。
■ HG ヴァーチェとのツーショット。装甲を排除すると形式番号が変わる設定にはちょっと抵抗がありますが(GNY-004プルトーネがGNフィールドのテスト機で、これを実装しているヴァーチェもGN-004でなんの問題も無いような気もしますが)、イメージが一変するギミックは非常に面白いと感じました。
■ 頭部はFGエクシア製作時より採用している分割ラインの変更で対応。無理に可動部付近を削って強度を落とすことも無いので、この対処が個人的には楽だと思います。アンテナはシャープ化。首関節は肉抜き穴をパテにて埋めました。
■ キットのままだと横に張り出し過ぎな印象のある大腿部ですが、股間軸の長さが問題になってきます。この部分についてはHJ誌(08年6月号)に最良の改修方法が掲載されています。大腿部側の軸受けポリキャップをWAVE製5mm径のポリキャップに交換すれば引き出し式に出来る(写真左が外側にずらした状態。右が中央に寄せた状態)ので、可動・プロポーションが両立できます。肝心の設置の仕方ですが、パテなど使わなくても干渉する部分を彫刻刀などで削り、リーマーで穴を広げてやったりすれば5mmポリキャップがぴったり収まると思います。ナドレのもつ女性的なニュアンスを出す意味でも、内股を取りやすくなるなど何かと効果的なので、是非やっておきたい工作の一つだと思います。
■ 腰部分割ライン変更。
■ 肩アーマーは天面でディティールが左右対称になるよう入れ直し、裏側をパテにて埋め、ディティール追加。肘関節は、今回は無理に後ハメ加工せず、塗装後に組み付けて合わせ目を消す方法で対処しようかと考えています。前腕側の分割ライン変更も検討してみましたが、それをするとおそらく手首周りに十分な強度が確保できそうにないと思います。握り手に関しては、いつも通り、プラ棒で自作し複製をとっておいたものを使用。
■ GNバズーカをHGヴァーチェより流用。バズーカのディティールは角周辺の部分について抜きの関係で潰れているので彫りこんで修正。1基で4箇所、2セットで計8箇所行うので少々面倒ですが、パーツ自体が黒一色でスミ入れでフォローが効かないので、やっておくと確実に効果が上がると思います。
■ アクションポーズ1
可動に関してはキット自体元々優秀で、股関節周りを拡大したのみですが、後頭部のコード類に動きを持たせたことでより躍動的になります(ディティールを入れては溶きパテで修正をかけて…を繰り返していましたが、まとまりがなくなってきたのでなびいたコードは結局オミット。フィギュア製作でこういった髪の表現に長けている方は、すごい技術をもっているものだと今更感じました。)
■ アクションポーズ2
■ 胸部は肩関節の肉抜き穴を埋め、これを前後から挟むパーツ(白)に段落ち処理。また、腰内部を彫刻等で彫り込んでクリアランスを設け、前後スイング可能になるように改修。
■ 後頭部からのコードについて、広がった状態のものも製作。もちろん取り外し可能にしてあります。
■ 6/3 ナドレ塗装途中。